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2009年2月 (February) - 西アメリカ -
「Cafe巡り」ではありませんが、Mochajava Cafe Park Side店長横井がカリフォルニア州「サンフランシスコ」アリゾナ州「フェニックス - メサ - セドナ - モニュメント・バレー - グランドキャニオン国立公園」を旅してきました。2009年最初のMochajava Cafe Park Side Topicsは西アメリカレポートです。
- カリフォルニア州「サンフランシスコ」 -
世界都市サンフランシスコ、フィッシャーマンズワーフが有名な港町ですが、サンフランシスコ・ベイエリア南部にはシリコンバレーがあり、コンピュータ企業の聖地とも言えます。Hewlett-Packard Company、Intel Corporation、Apple、Adobe Systems、Google等々、名だたる企業が名を連ねています。特にパロアルトには、パーソナルコンピューター技術の原点を創造したパロアルト研究所 (parc)があり、今日欠かせないツールとなったMacやWindowsも、パロアルト研究所が無ければ誕生しなかったと言えるでしょう。ハイテク企業が数多く集中する都市ですが、地中海性気候で住みやすく、伝統的なケーブルカーや坂道、濃い霧、活気溢れる港町の風景など独特の風情があるようです。
>> Mama's On Washington Square
Mama's On Washington Square
1701 Stockton St
San Francisco, CA 94133-2914
Phone : (415) 362-6421
- アリゾナ州「フェニックス - メサ - セドナ」 -
カリフォルニア州サンフランシスコから空路でアリゾナ州フェニックスへ移動、アリゾナ州最大の都市フェニックスを拠点に、衛星都市「メサ」、「セドナ」ユタ州と境界を共にする「モニュメント・バレー」、「グランドキャニオン国立公園」までを車で走破したようです。アリゾナ州には先住民族アメリカ・インディアンの聖地が数多く点在しています。
下記の写真に登場する「Famous Dave's」は、アメリカ36州に支店があるBBQリブのフランチャイズレストラン。BBQソースは全米の各賞を受賞したそうです。
アリゾナ州チャンドラーのアイスクリームショップ、「angel sweets」の日本人オーナーヤマノウチさんには随分と御世話になったそうです。「angel sweets」では添加物を使わないフレッシュなアイスクリームを販売しているそうで、スイーツの賞に何度も輝いているお薦めのショップとのこと。味に拘りを持つためチェーン展開をしていないそうです。Webサイトは下記。アリゾナに行った際は是非脚を運んでみて下さい。
Angel Sweet Gelato
1900 W Chandler Boulevard
Chandler, AZ 85224-6175
Phone : (480) 722-2541
1985年からニューメキシコ州サンタフェに移り住む詩人、作家、写真家のナンシー・ウッドは、プエブロ・インディアンとの生活の中で「今日は死ぬのにもってこいの日」という詩を創りました。タイトルだけを切り取るとネガティブに聞こえますが、この前後にはとても穏やかで温かな言葉があり、アメリカ・インディアンの生き方を少しだけ想像することが出来ます。とても奥深い詩です。総てのものには精霊が宿ると考えるアニミズム、精霊崇拝は日本にも通じる世界観なので、禅の捉え方や「共有」という思想を含め古来の日本人とどこか似ているようにも思います。沖縄の「なんくるないさ」という言葉を思い出したりもします。コンラート・ローレンツの「攻撃」タブーにもインディアンが登場しますが、裏を返せば自然との強い繋がりを感じます。「セドナ」はホピ族の聖地、「癒しの地」と呼ばれ、ボルテックスが集中するパワースポットとしても有名です。ちなみに4大ヴォルテックスは「ボイントンキャニオン」「ベルロック」「キャセドラル・ロック」「エアポートメサ」。
アメリカの風景がとても印象的な映画といえば、1987年制作の西ドイツ映画「Bagdad Café」を思い出します。舞台はラスベガス近郊のモハーヴェ砂漠。そして1984年制作、Wim Wenders監督「Paris,Texas」も印象的。音楽は「Ry Cooder」。近年で言えば(1999年の作品になりますが)「Buena Vista Social Club」が有名でしょうか。音楽は同じく「Ry Cooder」。ちなみに映画に登場する「Paris」とはヨーロッパのパリではなく、テキサス州にあるパリという街の名前。ペーパーバック「Written in the West」もお薦めです。
下記の写真にある教会は「Chapel of the Holy Cross」。1956年完成、建築家マーガレット・ストード (Marguerite Brunswig Staude)によってデザインされたセドナを代表するカトリック教の教会です。マーガレット・ストードは元々彫刻家。地上約60m、27mの十字架がセドナを見守っています。「Chapel of the Holy Cross」の十字架を見ていると、大阪府茨木市北春日丘にあるプロテスタント系の教会、安藤忠雄がデザインした「光の教会、光の十字架」を思い出します。
- アリゾナ州「セドナ - モニュメントバレー」 -
国内にも各都道府県にパワースポットが存在します。霊的に捉えると曖昧になってしまいますが、例えば磁場には強い電気的信号があり、人の体も化学反応といえ電気的信号が生体活動に深く関わっています。「ある場所に行くと何かを感じる」というのは何も不思議なことではありません。地球自体が地磁気を持っているので、そのことだけでもパワースポットを説明する理由となるでしょう。例えば兵庫県豊岡市の玄武洞では柱状節理の磁性の方向から、約160万年前に地磁気は南北逆方向だったことが分かったそうです。巨大な地球の極性さえ変わるんですね。内包される生命に影響がない方が不自然だと思います。モニュメントバレーにも計り知れない大自然の景観があり、人が影響を受ける何らかの理由があるのでしょう。
ユタ州南部からアリゾナ州北部に広がる、メサ (mesa)と呼ばれる赤いテーブル岩と、ビュート (butte)と呼ばれる岩山からなる地域。祈念碑のような独特の地形は約2億7千万年前の地層が風化して形成されたと言われています (Wikipedia参照)。アメリカ西部を象徴する広大な大地が続き、西部劇の舞台としても有名。写真にもあるように、朝夕の風景は幻想的で絶景。先住民族アメリカ・インディアン「ナバホ族」の聖地であり、居留地。今でこそ「Monument Valley」の一部をナバホ族が管轄するようになりましたが、白人の植民者による迫害が長く続いたそうです。
1607年、北アメリカ「ジェームズタウン」でイギリスによるアメリカの植民地支配が産声を上げます (イギリスによる北アメリカ最初の植民地ヴァージニア発祥の地)。イギリス領アメリカ植民地と言えばその後激化する奴隷貿易、1964年の公民権法まで続く (その後も終わらない)黒人奴隷問題が大きな影を落としますが、イギリス人の植民者は当初先住民族インディアンの奴隷化を試みたそうです。農耕に適さない狩猟民族であり、地理に詳しく激しい抵抗を続けたため奴隷化は失敗。その後白人の年期奉公人、黒人奴隷と続くことになります。インディアンと白人との戦いも終わることはなく、1861年の南北戦争を経ても続きます。「ロング・ウォーク・オブ・ナバホ」は1863年の奴隷解放宣言の年に始まりました。ナバホ族の土地を搾取するため、合衆国軍による強制的なナバホ族移住計画が始まります。合衆国軍の進軍に降伏したナバホ族は土地を焼き払われ、餓死に追い込まれながらボスケ・レドンドへと移動します。ところが、結果的に合衆国軍によるナバホ族移住計画は失敗に終わり、1868年ボスケ・レドンド条約の調印によってナバホ族は先住の地へと戻ることになります。それが「Monument Valley」になります。
※ あくまでも簡略した説明になります。ホピ族との問題など歴史的な背景も含め詳細はもっと複雑なので、興味がある方は是非調べてみて下さい。例えばアメリカ・インディアンに関しても数多くの部族があり、文化も一様ではありません。
- アリゾナ州「モニュメントバレー - グランド・キャニオン国立公園」 -
アメリカ合衆国最古の国立公園の一つ。世界遺産には1979年に登録されています。世界で最も有名な景勝地の一つと言えるでしょう。約7000万年前、地殻運動によってカイバブ・アップリフトと呼ばれる隆起が起こり、浅い海にあった現在のコロラド高原は海抜3000mまで押し上げられたそうです。約4000万年前にはコロラド川による平原の浸食が始まり、約200万年前に現在の渓谷を形成。12層の断層、平均深度は約1200m、全長446km、幅6km~29km、最深地点は1800mにも及ぶそうです。最古の地層は約20億年前のもので、現在もなお浸食は続いているそうです。地下プレートの衝突により浅い海が隆起して高原を形成、ロッキー山脈から流れ出た雨水などが川となりその高原を浸食、壮大な渓谷を形成したんですね。人知の及ばない自然の驚異です。
本来であればその土地のCafeレポートなどがコンテンツとしては合っているのかもしれませんが、ライフスタイルは多様で、様々なお客様がCafeには集まってきます。なので、Mochajava Cafe Park Sideは今回自然を追い掛けることに主眼を置いてみました。何かを発信出来、僅かでも何かの切っ掛けになれば幸いと思います。今後もTopicsでは型に拘らず、面白いと思うことをお届けしていきます。お茶や食事を楽しめる店作りを続けて参りますので、Mochajava Cafe Park Sideを今後ともよろしくお願いいたします。